本日は宮脇孝雄氏による「表現を訳す」と題された日本出版クラブ「洋書の森」主催のセミナーに参加させていただきました。今回は宿題も念入りに取り組み、提出したつもりでしたが、結果は「がんばりましょう」でした。

会場の皆さんの笑いを誘ってしまうようなヒドイ勘違いもあれば、適正に情景が読めているといった感じの良い例として訳文を読み上げていただけた部分もありました。

最初に先生が図説してくださった「作者は読者に直接話しかけているわけではない」とか、「読者が見ているところはまた別で、作者のそれとは交じらない」とか、翻訳はその中にあるものとかをなるほどふふんと妙に納得してお聞きすることができました。そして、読み込みが足りないというか、背景などをまったく考えていなかった自分の訳をとても恥ずかしく思いました。
たとえば、moneyがポケットの中でチャリンチャリンと音をたてているからといってそれが「小銭」とは限らない。時代背景を考慮すると紙幣はまだ普及していないのだからと。

あとは、セミナータイトルにもつながる「表現」。ここが大事なのだと読者に分かるように文章を際立たせる訳し方が必要であるということ。

翻訳って奥が深い。やっぱり調べることが大事。改めてそう思いました。