通信教育での校正実務の講座を無事に修了し、校正士の試験を受ける準備をしていなければならないのですが、そこへもってきて開催されたスクーリングに参加させていただきました。終日をかけての校正のお勉強、とても参考になりました。
こういったスクーリングの機会自体が少ないらしく、30名弱という余裕ある参加者数のお蔭で、先生にはいつでも質問できるぜいたくな環境にありました。かなり遠方から参加されている方もおいでのようでした。
先生は超有名出版社でご校正を担当されている方で、JISコードの策定や漢字字典の製作にも携ってこられてた方でした。校正という作業で求められる経験豊富さは、さまざまな事項の説明においても存分に伺えました。出版には著者、編集者と共に校正者が必要であること、校正とは著者、編集者、印刷所との共同作業であり、決して孤独な作業ではないことが響きました。

版面計算(印刷物のサイズを把握する)については、通信教育ではまったく理解できなかったといっても過言ではなかったところを、とてもていねいに説明・指導してくださったお蔭で、やっと理解につながりました。
持つべき辞書の紹介では、英和辞典も挙げられて新鮮な驚きがありましたが、昨今多く見受けられらるカタカナ語を理解するためには有用とのことでした。
そして、統一は控えめでいいということも意外でした。もちろん、どうしても統一しなくてはならない事項もあるとのことでした。

一番心に響いたのは、校正者には「正確であること」が求められるということ。校正結果が99点では失格、100文字ごとに1文字の誤りがあるとして、1ページあたり約700文字が含まれる単行本で、ページごとに7箇所の誤植が含まれては読むに堪えないとのこと。耳の痛い想いをすると共に、正確性の必要を改めて認識ました。