珍しくテレビドラマについて書いてみようと思いましたが、適切なカテゴリがないので「お知らせ」を選んでおきます。

昨夜なんとなく見入ってしまった北川景子主演の『家売るオンナの第5話でマンションを購入したのは出版社の校閲部に勤務して長年コツコツと仕事を重ねて来た女性でした。演じていたのは山田真歩、「花子とアン」で宇野千代を彷彿とさせる傲慢な宇田川満代を演じていたのが記憶に新しい。
ともさかりえがフリーランスとしての厳しい現実を語るシーンもあったので、ローンの審査に通らないという件が欲しかったなとは思いました。
出版社の中に明るい陽射しが指す清潔すぎるほどの校閲室。数十名の担当者がお互いに言葉を交わすことも躊躇されるほどに黙々と校閲に勤しむ姿。出力紙と赤ペン…。あまりにも違和感というか、校閲のイメージからは程遠く…。
そして、ともさか演じるフリージャーナリストが校閲者の作業を蔑むような言葉が痛い。
そこへもってきて北川演じる校閲者への眩しいほどの称賛が並べ立てられるシーンが印象的というか、…大きな違和感に見舞われました。脚本家の個人的な意見が強く表れてしまったのかと思われたくらいでした。
脚本は大石静。ちょっと意外。情熱的なラブストーリーの大御所といった印象を持っています。遊川和彦だと聞いたら違和感はなかったかもしれません。

同じ時間帯で次のクールは「校閲ガール」の放映が決まっているらしく、これで違和感は少し拭われました。

ととねぇちゃん』も「暮らしの手帖」の携わった人たちがベースになっていたり、先クールの『重版出来』も漫画界とはいえ出版社よりの話、先日はムーミン翻訳者の小野寺百合子さんの話が薬師丸ひろ子主演でドラマ『百合子さんの絵本 ~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~』として放映されたばかり。そういえば東山紀之が藤沢周平を演じた『ふつうが一番-作家・藤沢周平父の一言-』もあったけれど、こちらは後妻を演じた松たか子が輝いていました。

作家に限らず、出版に携わる人たちへの関心が高まっているということでしょうか。
電子書籍はまだ取り扱われる様相さえ伺えません。