この本には「西洋異界案内」というサブタイトルが付いています。帯には「ドラキュラ、妖精、オオカミ男、魔女、悪魔、ローレライ」などと謳われています。著者は東洋大学で妖怪学を教えているそうで…、そんな勉強がしたかったです。
この本は初心者向けというか子供向というか、随分優しい口調で書かれていて、「蛇足ながら」のところは妖怪のことが読みたい自分にとっては本当に無駄な話が書かれていたりするのですが、クスリと笑ってしまうというか、恐らくこんな感じで授業が進められているのだろうと想像しながら読むことができました。
吸血鬼に関する記述はまあそこそこと言いますか、初心者向けに必要な情報は網羅されている感じです。
意外だったのは魔女には男性がある(悪魔ではない)ということ。日本では呼び名がないそうです。(文献を見つけて翻訳を考えたかったりして。)
それから表紙には伺えないほど「悪魔憑き」やエクソシストについて詳しく書かれていたりします。そして日本ではホラー映画になってしまった「エクソシスト」や「エミリーローズ」についても言及があり、特に「エクソシスト」ではテクニカルアドバイザーがずらりとクレジットされていることまで書かれていました。また観る機会があれば、違った視点で見ることができそうです。
そうそう、この本では思いがけずコナン・ドイル氏のお写真も拝見することができました。

不可思議現象の説明としての「妖怪」もあったりしますが、これの「東洋版」があったら是非読んでみたいと思いました。

http://www.amazon.co.jp/dp/4046532718